グリーン水素研究ラボ

 持続可能な社会を構築するためには人為起源のCO2排出を80%削減する必要があると言われています。日本で消費されるエネルギーの90%は化石エネルギーであり、半分以上は電力を経由せずにCO2になっています。また、太陽光や風力発電の電力供給と我々の電力消費の時間や場所のズレが電力網の運用上の大きな問題になっています。

 そこで、水電解に代表される電解技術は再エネ電力の変動を吸収する動きをしながら、水素などのエネルギー物質や有用物を製造して、非電力分野を再エネ電化する役割を期待されています。また、製造した水素などのエネルギー物質を効率的に非電力分野の代表である自動車などの移動分野で利用するためには燃料電池技術も欠かせません。

 「グリーン水素研究ラボ」ではアルカリ水電解、固体高分子水電解、エネルギーキャリア(トルエン)の電解水素化、有用物の電解合成、固体高分子形燃料電池(PEFC)、固体酸化物形燃料電池(SOFC)に関して産学官コンソーシアムを形成して新材料の開発、材料の評価法の開発や標準化、これらをまとめた電気化学応用システムの研究開発をすすめています。