先進蓄電研究ラボ
2019年のわずか一年の間に全世界で200万台以上の電気自動車が販売され、自動車の急速な電動化が進んでいます。また、家庭においても余剰の太陽光発電を蓄えることを目的とした定置型電池の需要が急速に伸びています。電気自動車の電源として利用されているのがリチウムイオン蓄電池であり、さらなる高性能化と低コスト化が求められています。
「先進蓄電研究ラボ」では産官学の連携により、既存のリチウムイオン電池で使われているコバルトやニッケルといった金属元素に依存することなく、リチウムイオン電池の高性能化と低コスト化の実現を目指した研究を進めています。また、急速充放電を可能にする電気化学キャパシタ用の新しい蓄電材料の研究、さらには、将来的な持続可能社会の実現を目指して、リチウムを用いない次世代の蓄電池の研究も進めています。